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Vol.23 ATEMスイッチャーでスティンガートランジションを使用する

こんにちは。

GIFTVOXワタライです。

 

本日はATEMのスイッチャーでスティンガートランジションを使う方法を簡単に説明したいと思います。

 

※ATEMでスティンガーを使用したい場合は、トランジションの設定の中に「スティンガー」という項目がある機種のみとなります

この記事ではATEM 2 M/E Constellation HDのメディアプールを使用しています

 

サンプル(音量注意)

クリップの長さ:2.00 トリガーポイント:1.00 ミックスレート:0.01 プリロール:0.00

 

映像を切り替えるときにこういった感じの映像エフェクトを挟んでみましょう

 

・素材を用意する

フリーまたは有料素材を探すか自作して動画を用意します

サンプルで使用している素材はこちらのサイト様のものを使用させていただきました

sozaiyairis.com

soundeffect-lab.info

 

OBS等であればそのまま動画としてこの素材を使用できるのですが、ATEMのメディアプールを使用する場合は一度連番の画像にする必要があります

「MOV(AVI) to PNG変換」等で検索するとオンライン上で変換してくれるサイトが出てくるので便利です

PNGかTGAファイルが使用できるようですが今回はPNGを使用します

フレームごとの連番画像が用意できたら連番すべてのファイルをメディアプールの「クリップ」というところに入れ込みます

音声も別で入れたい場合はクリップの右側に入れ込みます(WAVファイル)

任意のメディアプレイヤー(画像ではメディアプレイヤー2)に画像を入れたクリップ(画像ではクリップ1)をドラッグドロップ

右下のメディアプレイヤー2にクリップ1が入っています

 

・ATEM設定

パレット→トランジションタブからスティンガーを選択

先ほどクリップを入れたメディアプレイヤーをソースに選択(ここではメディアプレイヤー2)

各項目について

- クリップの長さ

 そのままスティンガーの長さ もちろん素材再生時間より短くしてしまうと途中で切られます

- トリガーポイント

 スイッチされるタイミング 基本的には素材が全画面を隠す(透過がない)タイミングに設定します

配布素材だと「トランジションポイント」として記載してくれているものが多いと思います

 *↑だと1:20と表示されていますがこれは1秒と20フレームの意(SW設定29.97p)*

- ミックスレート

 切り替えのフェード時間 0.01でカット それ以上の数値を入れればフェードになります

エフェクトやデザインによりますが基本は0.01で使用することが多そうです

- プリロール

 スティンガー素材が再生されるまでの待機時間です 3秒まで

 今回の方法では特に設定する必要はないので0で問題有りません

 

 

以上です!

いかがでしたでしょうか

 

スティンガーを使用することで画面が豪華になってエンタメ性が増しますね

こちらの記事がお役に立てば幸いです!

 

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