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映像配信会社GIFTVOXの公式ブログです。映像配信のノウハウを投稿していきます!

vol.01配信業者が選ぶおすすめハードウェアエンコーダー5選



こんにちは!GIFTVOX 配信ブログ担当のハナザワです!

今回は映像配信会社GIFTVOXが選ぶおすすめハードウェアエンコーダーを5つ紹介したいと思います。

番外編では1月に発売されたばかりのMonarch EDGE S1を調べてみたので是非最後までご覧ください!!

 

用語説明

まずは配信におけるエンコーダーとは何なのかをざっくりと説明していきます!

エンコード

配信におけるエンコードとは映像・音声信号を配信に適した電送へと圧縮・変換すること

デコード

デコードとは、エンコードとは逆に圧縮・変換された映像・音声信号をエンコード前の状態に戻すこと

 

エンコーダー

ライブ配信をする際に配信素材をエンコードするソフトウェアやハード機器をエンコーダーと呼ぶ

 

ソフトウェアエンコーダー

配信映像・音声などの圧縮や変換を行う際に使うコンピュータープログラム・専用ソフトのことをソフトウェアエンコーダーという。無料版ではOBS、有料版ではwirecastなどが多く使用されている。

ソフトウェアエンコーダーの利点は、縦画面でも配信出来ることです。

ライブコマース配信や縦画面での配信を求められる場合はソフトウェアエンコーダーが現状最適です

 

ハードウェアエンコーダー

配信映像・音声などの圧縮や変換を行う際に使うハード機材のことをハードウェアエンコーダーという

 

ハードウェアエンコーダーを使う理由

ソフトウェアでもエンコーダーがあるのになぜハードウェアのエンコーダーを使うんだろうと思う方もいらっしゃると思います。ハードウェアを強くお勧めする理由をまとめてみました!

ハードウェアをおすすめする理由

・ソフトウェアエンコーダーでは高スペックのPCを求められる

・配信の安定性を保証できない

→ソフトウェアだと毎回同じ動作ではないのでリスクが高い

・ハードウェアエンコーダーだとPCが何らかの原因で落ちても回線さえ無事であれば配信が継続出来る

・実際にソフトウェアで配信してみると音の途切れや映像のかくつきが頻繁に起こります。PCを再起動させたら直ったりと不安要素が拭えない

 

実際に前の配信業者さんがソフトウェアエンコーダーを使っていて、事故が多くGIFTVOXに配信のご相談をいただくこともございます。

 

おすすめハードウェアエンコーダー5選

GIFTVOX ハナザワがおすすめするハードウェアエンコーダーを5つ紹介します!

AJA HELO

多くの配信業者が使用しているAJAのHELOです!

弊社ではバックアップのエンコーダーとして使用する事があります。

過去にあった事象としては、静止画やカメラが引き絵の際に映像のピクつきや突然緑を吐き出す事が有りましたが原因は分かっていません。

 

▼AJA HELO公式ぺージはこちら

www.aja-jp.com

Blackmagic WebPresenter HD

Blackmagic WebPresenter HDは56,980円という安値で販売されており、

ハードウェアエンコーダーでの配信の入り口といっても過言ではありません。

弊社でも何度か配信していますが、問題なく使用できています!

低価格でハードウェアエンコーダーを使った配信を始めたい方向けです!

 

▼Blackmagic Web Presenter HD公式ぺージはこちら

www.blackmagicdesign.com

MediaEdge SC6D0N1 IOD

個人的に1番信頼しているエンコーダーでGIFTVOXでも稼働率1位です!

価格はLiveshellやWebPresenterなどと比べたら高くなりますが、14万円代と比較的低価格で購入出来ます。他のエンコーダーと比べ配信事故も圧倒的に少なく、エンコーダー操作画面に日本語翻訳が付いていたり、Devicefinderを使用することですぐにエンコーダー操作画面へとたどり着けるのでハードウェアエンコーダーを初めて使う方にもピッタリだと思います!

安定した事故のない配信を求めている方にはメディアエッジがおすすめです。

ただ、ファームウェア―を3.0.0にアップグレードした機器のみ、時々音のずれがありました。2.6.6へダウングレードしてから今のところ音のずれは確認されていないので、3.0.0へアップグレードされる場合は注意が必要です。

 

▼MediaEdge SC6D0N1 IOD公式ぺージはこちら

www.mediaedge.co.jp

AWS Elemental Linkは基本的にはAWS MediaLiveのリージョンを介しての配信のみ可能なエンコーダーです。

AWS MediaLive を使用して配信する方にはおすすめなエンコーダーです!

メリットとしては、AWS Elemental Linkを使用して配信することでAWS MediaLiveの使用料金が通常より安くなります。

購入する前の注意点としては、オーディオビットレートが128Kbpsまでという所です。

弊社ではオーディオビットレートが256Kbps求められるプラットフォームへの配信が多い為、購入を断念しました。

 

▼AWS Elemental Link公式ぺージはこちら

pages.awscloud.com

Live U solo HDMI/SDI

インターネット回線がない場所でも携帯のLTE回線を使って配信が出来るので、

携帯さえ使える場所であれば、野外での配信や移動しながらの配信などが可能です!

また最大LTE2回線+Wi-Fi+有線1回線でボンディング(強化)が可能です。

注意点は配信する会場で前もっての配信テストをすることを強くお勧めします。場所によっては、公演中に携帯電波を使えない様にするジャミング装置が設備されている場合があるので、事前に会場担当者への確認を忘れず行いましょう。

ジャミング装置がない場合でも携帯の電波が入りづらい場所では安定した配信が出来ないので要注意です!

▼LiveU Solo HDMI/SDI公式ぺージはこちらwww.liveu.tv

 

5つのエンコーダーを比較!

上で紹介したハードウェアエンコーダーのストリーミングタイプ、映像・音声ビットレート、特徴を比較してみました!

”Mediaedge SC6D0N1 AIO”が対応プロトコル、映像・オーディオビットレート共に対応域が広いことが分かります。

オーディオビットレートも大体は256Kbpsに対応していますが、AWS Elemental Linkのみ128Kbpsまでなので注意が必要です。

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エンコーダー比較図

【番外編】最新エンコーダー”Monarch EDGE S1”

Monarch EDGE S1

番外編では私が個人的に気になっているハードウェアエンコーダー”Monarch EDGE S1"を紹介したいと思います!

カナダMatrox社の2022年1月17日に発売されたばかりのエンコーダーです。

最大1080p60Hzで双方向同時エンコード・デコードに対応しており中継配信などに活用できます。配信プロトコルはRTMP・SRTに対応しており、ローカルネットワーク配信にはMPEG-TS、RTSPで配信可能です。

また、上記プロトコルを複数組み合わせての同時配信も出来ます!

前作Monarch EDGEで100万円程の価格だったので100万強と高価なことが予想されますが、今後触れる機会が有れば動作の紹介もしていきたいと思います!

 

▼Monarch EDGE S1公式ぺージはこちら

https://www.matrox.com/en/video/products/encoders-decoders/monarch-edge-series/monarch-edge-s1

まとめ

今回はGIFTVOXおすすめのハードウェアエンコーダーを5つご紹介させていただきました!

 

低価格でハードウェアエンコーダーを使用したい方には”Blackmagic WebPresenter HD"

配信へ安定性・安全性を求める方には"Mediaedge SC6D0N1 AIO"

ネット回線がない場所で配信をしたい方には”Live U solo"

 

使用環境や用途から自分に合ったハードウェアエンコーダーを選定してみましょう。

ハードウェアエンコーダーにも様々な種類がありますが今回は比較的低価格なエンコーダーを紹介していきました。このブログを参考に是非ハードウェアでの配信を検討して頂ければと思います!

 

今後の参考までにアンケートのご協力をお願いいたします!

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最後までご覧いただきありがとうございました!

 

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